手縫い服「フレアーギャザースカート」縫い方

手縫いの縫い方をご紹介します。フリーサイズの「フレアーギャザースカート」が手縫いで作れます。


フレアースカートを縫うときに気になりますのが「裾始末」だと思います。
裾ラインが斜め(バイアスに近い)ラインになっているところが縫いにくそう?と思われる方も多いかもしれません・・・・


☆ 用尺は地の目によっても違ってきます。
  ご覧いただいていますスカートは「バイアス地の目」で裁断しました。

  他に「横地の目」と「たて地の目」の裁断方法がありますが、
  やわらかなフレアーが出るのがこちらの「バイアス地の目」ですが
 正直なところ、他の地の目よりも少々縫いにくさを感じられるかも?しれません(脇など)
  ですが、用尺が多くなり、縫いにくさもありの「バイアス地の目」はそれだけのことがあります。

    はいていて風が吹いて、スカートがふんわり♪と揺れると♪
         なんとなく☆楽しくなるのが不思議です^^

ですので、はじめてフレアースカートを縫われる方は
  横地の目か縦地の目で作られましてから、できましたら生地の種類も何種類かご経験なさってから
     バイアス地の目を縫われるといいように思います。


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バイアス裁ちの場合、生地によりまして縫っているときに
 伸びてしまうことがありますので下のように

   裁断後、ハンガーにとめて1日から2日ぐらいの間そのままに伸ばしてから
     また裁断しなおしてください。

 ちなみにご覧いただいていますスカートはあまり伸びずほんの数ミリ程度でした。
手縫い服「フレアーギャザースカート」縫い方_d0048750_2151043.jpg


 次からは縫い方のポイントですが。。。。。

裾がカーブですので、裾の縫い代を縫ってギャザーをよせて(絞りながら)縫いって行きます。
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 上のところをアイロンで押さえてややぼこぼこ?気味の縫い代をきれいに平坦になるようにします
  
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ウエストのベルトのところのゴム(ひも)通し穴です
手縫い服「フレアーギャザースカート」縫い方_d0048750_2193100.jpg


  ベルトの縫い代始末のところです。ベルト下の際を縫って行きます。
    そのほうが生地の(縫い代)のかさが低く縫いやすいです。
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 上のところの裏側です
 
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ゴム通し穴のできあがりです。
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続きまして・・・・アレンジデザインの裏バイアステープ始末のベルトです。
  こちらは上記よりもスカート丈が3センチほど短くなりますが
    ベルトのかさも低く裏側にひもが見ますので
   紐を表に見せたくない方にも・・・・縫いやすいウエスト始末です。

  まずは裏側にバイアステープを当ててウエストラインを縫って行きます。
手縫い服「フレアーギャザースカート」縫い方_d0048750_21144399.jpg


 ひも通し(ゴム通し)穴はこんな感じになります。
手縫い服「フレアーギャザースカート」縫い方_d0048750_21153250.jpg


表からはこのようになります。
 すっきりと仕上がります。
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  裏側はこんな風になっています。
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追記

ご訪問ありがとうございます。

こちらの記事はいつもよくご覧いただいております。

 ギャザースカートは気軽に手縫いで縫いやすいデザインと思いますが

  生地をお選びになられるときに・・・・
   生地の目があまり詰まっていない(生地の感触が重たくない)生地をお選びください。

  コットン100%がお薦めです。
   薄地の生地は扱いにくいこともあります(ローン、ボイル)ので
   ご注意ください。


   麻100%は上記の「目が詰まった生地」にややあてはまりますので
   何着か手縫いで縫われてからのほうがいいかと思います。

   麻はコットンの生地と違って裾がカーブの場合特に縫いにくいです。

  また、ポリエステル地も手縫いで縫っていますが、
   生地選びがポイントとなります。
 シフォン地など軽く薄すぎる生地は手縫いには向きません。

 薄すぎず、重たすぎずがポイントです。

  生地の感触が「ねっとり」した生地もおすすめではありません。

  生地屋さんに行かれましたら、
   色々な生地を見て、端のほうを^^さわったりしてください。




  
       

by krinrinka | 2011-06-24 21:17 | 手縫い服  

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