手縫い服「フレアーギャザースカート」縫い方
2011年 06月 24日
フレアースカートを縫うときに気になりますのが「裾始末」だと思います。
裾ラインが斜め(バイアスに近い)ラインになっているところが縫いにくそう?と思われる方も多いかもしれません・・・・
☆ 用尺は地の目によっても違ってきます。
ご覧いただいていますスカートは「バイアス地の目」で裁断しました。
他に「横地の目」と「たて地の目」の裁断方法がありますが、
やわらかなフレアーが出るのがこちらの「バイアス地の目」ですが
正直なところ、他の地の目よりも少々縫いにくさを感じられるかも?しれません(脇など)
ですが、用尺が多くなり、縫いにくさもありの「バイアス地の目」はそれだけのことがあります。
はいていて風が吹いて、スカートがふんわり♪と揺れると♪
なんとなく☆楽しくなるのが不思議です^^
ですので、はじめてフレアースカートを縫われる方は
横地の目か縦地の目で作られましてから、できましたら生地の種類も何種類かご経験なさってから
バイアス地の目を縫われるといいように思います。
バイアス裁ちの場合、生地によりまして縫っているときに
伸びてしまうことがありますので下のように
裁断後、ハンガーにとめて1日から2日ぐらいの間そのままに伸ばしてから
また裁断しなおしてください。
ちなみにご覧いただいていますスカートはあまり伸びずほんの数ミリ程度でした。
次からは縫い方のポイントですが。。。。。
裾がカーブですので、裾の縫い代を縫ってギャザーをよせて(絞りながら)縫いって行きます。
上のところをアイロンで押さえてややぼこぼこ?気味の縫い代をきれいに平坦になるようにします
ウエストのベルトのところのゴム(ひも)通し穴です
ベルトの縫い代始末のところです。ベルト下の際を縫って行きます。
そのほうが生地の(縫い代)のかさが低く縫いやすいです。
上のところの裏側です
ゴム通し穴のできあがりです。
続きまして・・・・アレンジデザインの裏バイアステープ始末のベルトです。
こちらは上記よりもスカート丈が3センチほど短くなりますが
ベルトのかさも低く裏側にひもが見ますので
紐を表に見せたくない方にも・・・・縫いやすいウエスト始末です。
まずは裏側にバイアステープを当ててウエストラインを縫って行きます。
ひも通し(ゴム通し)穴はこんな感じになります。
表からはこのようになります。
すっきりと仕上がります。
裏側はこんな風になっています。
追記
ご訪問ありがとうございます。
こちらの記事はいつもよくご覧いただいております。
ギャザースカートは気軽に手縫いで縫いやすいデザインと思いますが
生地をお選びになられるときに・・・・
生地の目があまり詰まっていない(生地の感触が重たくない)生地をお選びください。
コットン100%がお薦めです。
薄地の生地は扱いにくいこともあります(ローン、ボイル)ので
ご注意ください。
麻100%は上記の「目が詰まった生地」にややあてはまりますので
何着か手縫いで縫われてからのほうがいいかと思います。
麻はコットンの生地と違って裾がカーブの場合特に縫いにくいです。
また、ポリエステル地も手縫いで縫っていますが、
生地選びがポイントとなります。
シフォン地など軽く薄すぎる生地は手縫いには向きません。
薄すぎず、重たすぎずがポイントです。
生地の感触が「ねっとり」した生地もおすすめではありません。
生地屋さんに行かれましたら、
色々な生地を見て、端のほうを^^さわったりしてください。
by krinrinka | 2011-06-24 21:17 | 手縫い服