着物服あれこれ
2005年 08月 12日
紹介していきます
今日は秋に向けて、服地と着物地のリバーシブルベストを載せています
コチラは合成皮革のほうです
縫いにくい印象が強い合成皮革ですが、ハトロン紙をミシンの押さえ金の下に敷いて縫いました
滑らないようにしつけをするところは、針のとおりが悪いので(針がよく折れる)仕付け糸の代わりになる接着テープを使います
道具も技のうちという言葉がありますが、まさに正解!!だとおもいます
といいましても何でもカンでも道具だらけにするということではアリマセン
使いこなしてこその道具であります
だから種類は少ないですが、スッゴク愛用している私です
こちらの生地は着物地です
羽織ですがピカピカ光っています
今から何十年か前にこのようなピカピカがはやったそうで、
私もオーダー服のご注文のときに何着か経験があります
今着てもとってもステキな羽織でした
こんなやり方を今度は着物地でなく、洋服地だけの組み合わせで作ることができます
片方は無地で(地模様に入った黒とか)もう片方はウールの柄で
そのウールも起毛をしているのでしたら真冬のファッションとし大活躍です
また写真のように片方を合成皮革を使ってもいいです
写真のは光沢のあるのを使っていますが裏皮タイプのもいいですね
皮を縫うときはミシンの針もかえています
私はドイツ製のGROZ-BECKERTの針を使っています
10本で630円(2年前)と他のメーカーより少しお高めですが使い勝手がいいです
この針はチタンで針先がシャープポイントになっています
オット!ここでも「道具は技のうち」がでてきましたネー(笑)
リバーシブルの場合の接着芯のことですが
表地と裏の生地の伸びが違う場合がほとんどです
着ている間に袋が出来たようにならないためにも,全面接着芯にします
それから、衿ぐり、肩の線(前)、袖ぐり、前はしに伸び止めテープを貼ります
ということでこれにつきましてもまだイロイロなアイデアがありますが
これからドンドンご紹介をしていきたいと思っています
明日はソーイングのコツのようなものと今日のように服の写真も載せたいと予定しています
ドウゾ楽しみにしていてください
*****ちょっと追伸です******
実は私の大好きな祖母が一昨日98歳で亡くなりました
自宅で家族や親戚やらに看取られての大往生でした
悲しい気持ちと満足の気持ちといつも心の中に祖母がいるという安堵感が入り混じっています
『困ったときは助けてね,イイ知恵を思い浮かべさせてね』ともう頼んでいますー(笑)
私が、着物が大好きでイロイロの知識を知らぬ間に身につけれたのもこの祖母のおかげです
喪があけまして、お形見分けのとき祖母の着物を何枚かいただいて服にします
今までお客様のお形見から何着も服を作らせていただきました
初めて自分がそのような経験をします・・・・・・・・・
疲れましたが元気です!!!!!
人は生まれたら絶対にアチラの世界に移るときがあります
同じ生きていくのでしたら、楽しく明るく時には沈むことがあっても自分の心の
持ちようでポジティブになれたらと・・・・・・
私の思いにお付き合いをしてくださいましてありがとうございました
大好きな祖母の思い出を文章に残しておきたかったものですから・・・・・・・
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さぁて!明日も暑いですが楽しく元気にソーイング
以前お話していましたサン・ブラウスのアレンジのご紹介もこの内容の合間に
乗せていきます
とっても可愛い!キャップスリーブ付など・・・・どうぞお楽しみに!!
by krinrinka | 2005-08-12 23:30 | KIMONO服