「夏大島」で手縫い服を作る
2014年 07月 13日
↓ 「清水の舞台」から三回^^飛び降りて・・・・購入しました着物地の反物「夏大島」が
長い間^^眠っていました(笑)
今回思い切って手縫い服を作ることにしました。
着物地の「大島」でしたら、ミシン縫いで縫ったほうがいいようです・・・
夏大島でしたら、針のとおりもすべらかで・・・・針も折れずにすみました^^
生地が軽いですので、釦も小さく軽く・・・・
釦といえば・・・「大阪・梅田のタムラさん」ありとあらゆるボタンがそろっています。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~botann/
今回もイメージにあったボタンが見つかりました。
↓ 透けて見えるのがいいですね~って!着ていながら「自画自賛」しています(笑)
着物で着ましたら・・・この透け感はもっと素敵だと思うのです。
閑話休題ですが・・・・
どうして夏大島を購入したのには・・・・歌舞伎のお芝居が影響しています。
「夏祭浪花鑑(なつまつり なにわ かがみ)」
中村勘三郎丈の当たり役の一つです。
私は先代にあたるお父様のほうを多く見ています。
うだるような暑さを感じるなか
透けた着物で勘三郎丈が舞台に現れたとたんに
サッと!本当にサッと心地よい風が舞台から客席に吹いてきた!
舞台に出られた瞬間・・・サッと変わった
直に実際にその瞬間を共有、経験できるのは舞台ならこその醍醐味です(笑)
夏になりますと・・・・勘三郎丈のお辰さんの艶やかな姿と笑みと
どくとくの台詞回しを思い出します。
さてさて・・・・舞台は回りまして・・・(笑)
型紙変更のご説明に入ります(笑)
まずは元のデザインをご覧ください↓
こちらはタートルの襟ぐりを深く繰っています。
脱ぎ着はしやすく、重ね着にもぴったりのデザインです。
この型紙を使いまして・・・・夏大島のコートの型紙を造ります。
変更箇所は・・・・① ネックポイント(肩線)衿に向かって前後とも2.5センチ内側に
② 後中心上で2センチ上げます
③ 前中心上で3.5センチ上げます
この三点をきれいにカーブで書き直します。
次に・・・
前中心から「持ち出し1.5センチ」ブラス「見返し分 4センチ」=5.5センチ(縫い代込み)
出します。
透ける生地では芯を貼りませんがそれ以外でしたら、見返し全面に芯を張ってください。
着丈はお好きな丈に。今回は20センチ以上短くしました。
実は反物一反で・・・・二着作る魂胆^^着丈は逆算して決めました(笑)
あと、着物地ですと生地幅が狭いですから、巾にあわせまして前身と袖に切り替えを
いれ、後中心は接ぎます。
今回は全て「袋縫い」ですから、はじめの0.5センチは一度縫い、
縫い代をひっくり返してからの並縫いは二度縫いしています。
また、脇で袋縫いが重ならないように(身頃側と袖側)
袖を接ぐときにはその位置を、身頃の脇に来ないようにご注意ください。
袖口と裾は・・・・1センチ折って並縫い後、縫い代を折って「奥まつり」
前見返しも同様に・・1センチ折って並縫い後浮かしています。
こちらの型紙では夏物だけでなく・・・・着物地でしたらウールや紬など。
もちろん洋服地でしたら、四季折々の生地で作ることができます。
お好みで・・・・ポケットや縫い代始末を変更して・・・・・脇スリット付きに。
シンプルなデザインには・・・・型紙の使い回しがおすすめです。
また、このような「型紙アレンジ」をご紹介いたします。
どうぞお楽しみに。
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by krinrinka | 2014-07-13 19:45 | 手縫い服