手縫いで後中心を接ぐ場合

手縫いで、着物地からの服やドルマン袖を作る場合等には、生地幅の都合で後中心を縫い合わすことがあります。薄地の場合は「袋縫い」をしますが、そうでない場合はこのように縫っていきます。

手縫いで後中心を接ぐ場合_d0048750_19573531.jpg


後中心は案外目立ちますから、裁断時に「縦地の目」でゆがまないように裁断します。

裁断時に地の目がゆがんでしまいますと、いくら綺麗に縫っていただきましても
  仕上がりには「よれ」や「ゆがみ」が出てくることがあります。

生地の耳(ミミ)がつれていましたら、そのところを切り取ってから、裁断してください。

また、着物地の場合も同様です。
 そして着物地を水洗いなさって裁断なさる場合は押し洗いして干されるときにも
  着物地が(地の目)がなるべくまっすぐになるように陰干ししてください。

「アイロン」はここでも大活躍します(笑)

   滑らさないように・・・・縫い代の上を上下に押さえるようにアイロンをあててください。

  「アイロンのひと手間」から・・・・「綺麗な仕上がり」が生まれます(笑)



↓出来上がりはこのようになります。
手縫いで後中心を接ぐ場合_d0048750_19574944.jpg



by krinrinka | 2014-08-09 08:57 | 手縫い・部分縫い  

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