着物地から手縫い服の縫い方

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小千谷縮みの反物からハイネックのブラウスを作りました。
生地幅が狭い着物地ですから、裁断を工夫しました。
このデザインでしたら一反で二着作れました。


元の型紙のデザインは↓です。
前後中心で0.5センチずつちいさくして
着丈を短くして切り替えラインをいれました。
http://krinrinka.exblog.jp/20755782


そして型紙変更の説明図です。
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こちらから服地での縫い方です。
小千谷縮みの縫い方は薄地ですから「袋縫い」になります。
こちらのご説明のあとにご覧いただけます。

それでは服地での縫い方に入ります。
① 肩から衿ぐりの縫い方です。
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② 脇と裾を縫います。
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③ 袖を作ります。
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④ 最後に袖付けをしまして出来上がりです。
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↓「袋縫い」で脇と袖底の縫い方・・・袖口と裾は三つ折縫い
http://krinrinka.exblog.jp/20962334

↓「袋縫い」袖付けの縫い方
http://krinrinka.exblog.jp/20965718

  薄地の場合は、衿ぐりのできあがり縫い代巾は
5ミリから1センチまでにしてください。

今回は無地ですが・・・・
こちらのデザインは着物地の柄の入れ方で
印象が大きく変わってきます。

以前、オーダーメードで着物服を作っていましたとき、
夏でしたら麻のほかに・・・絽・紗など
中には訪問着からも作らせていただきました。


柄の入れ具合は迷うところですが、
机の上に生地を広げて型紙を置き、型紙がすべて入るかを確認後
     
今度は鏡の前で。。。。服のように前にもってお顔移りをご覧さい。

上から下の着物地を見ているときと・・・
実際に、着物服を着ている雰囲気とはまた違ったときもあります^^

また裁断前のご注意点ですが、
単の着物はどうしましても・・・・腰のあたり、膝のあたり・背中心など
ひっぱったりしたところは生地が弱っていることもあります。
どうぞ、ご確認のうえ、裁断をなさってください。


  
先日、台風一過の山に登ってきました。
トンネルが通行止めになっていましたり、
いつものさざなみのような川が泥の川に変わっていましたり・・・・

木々が倒れ、葉が舞いちり台風の残した跡を見せ付けられました。
このような経験は何度もあることですが、そのたびに自然の力の恐ろしさを感じます。

この日はお仲間のお一人が16キロのスイカをリュックに入れて登ってくださいました^^
良く冷えておいしいスイカ!

自然の中で仲間といただくのはなおさら・・・「おいしい!」
楽しい一日を過ごしました(笑)

☆彡☆彡☆彡 ☆彡☆彡☆彡 ☆彡☆彡☆彡
追記
いつもご訪問いただきまして、
ありがとうございます。

こちらの記事が日々たくさんの方々から
ご訪問いただき、嬉しく思っています。

着物地から服作り、
手縫いで作るのも楽しいです。

ひと針、ひと針すすめながら、
その着物の思い出がよみがえってきます。
気が付きましたら、笑顔で縫っています( ´∀` )

新しい反物から作るは、無駄が出ずに、
思いのほか作れることがあります。

いろいろと着物地からお楽しみいただけましたら、
とても嬉しいです110.png





      






by krinrinka | 2014-08-15 06:45 | 手縫い服  

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