毎日梅干、毎日元気

98歳の天寿を全うした祖母はお料理上手。
今も、目に浮かぶのは着物姿に吉弥結びの博多の帯、
白い割ぽう着の祖母の姿です。

梅干

祖母の作る量は半端ではなく、
お台所には大きなふたつきの壷がいくつも並んでいました。

梅干は作る過程でお日さまに干しますから、
梅干のころにはいつもお天気が特に気になっていた祖母です。
大きな大きな木で作ったザルがいくつも縁側に並んだり、
石畳に並びます。

祖母亡き後に、受け継いで作ってくれているのが祖母の娘、
私の叔母です。

和歌山、南部の梅を買って漬けて干して86歳なれど
可愛い?姪のために一生懸命に梅干を作ってくれています。
足腰真っ直ぐピン&シャンとしています(笑)

姪の私はいつも、
いつまでも叔母の梅干が食べたいな^^なんて(笑)

鰯の煮つけにも、秋刀魚の蒲焼にも、
煮物の隠し味に梅干のお酢をホンの少しいれます。
実はカレーにも入れます♪

「梅の力」

チョッと寒気を感じたら梅干を入れて番茶を飲みます。
ハチミツを入れるときもあります。

そういいましたら、祖母は体調不良を感じたときには
梅干の種をとって、梅干を広げて両方のこめかみに貼って
早めにお布団に入っていました(笑)

今日は「梅干の甘煮」を作ります。
昨日、叔母のお友達の方から教えていただいた優れもの。

お会いするといつもパワーと行動力に驚きます。
後姿はもっとお若く見えます、八十代には見えません。

その方のレシピですから説得力があります。
塩分を取り出す作業にひと手間かけます。

毎日梅干、毎日元気
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by krinrinka | 2017-10-15 09:19 | 暮らしつれづれ  

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