不老長寿の実

台風一過の山登りで「むべの実」をたくさんに見つけました。
アケビをもう少し丸くして、やや横に長い形です。

このコースは何年も何回も登っていますのに、
これほど実がなっているのは始めての経験です。

天智天皇(626~671年)が琵琶湖南部の蒲生野(滋賀県東近江市)に
狩にでかけられたときにお召し上がりになりました。

「むべなるかな(もっともだな)」とおっしゃったことから
この名がついたと伝わっています。 

ちなみに蒲生野は最近までは蒲生町といわれていましたところで
石塔町には五百羅漢があります。

こちらは母の実家の近くで子供のころには長く滞在して
多くの従姉たちと遊びまわった懐かしいところです。

稲刈りのにおい、野焼きのにおい、夕焼けをみながらの草のにおい。
大きな叔父の背中に抱きついて乗ったオートバイにも田舎のにおい。

情景だけでなく、においも思い出されます。

「むべ」は、アケビ科の一種ですが、お味はもっとやわらかい甘さというのでしょうか?
種の中にある実をしゃぶっていただきます。

不老長寿だそうです。

来年の今月このころにはまた
あのコースを通って「むげ」を味わいたいと思います109.png






by krinrinka | 2017-10-27 07:55 | 暮らしつれづれ  

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