着物をほどく

 着物をほどくって勇気がいるんですね。

 和たんすの中のお嫁入り道具。あれもこれもと広げながらその着物を買ったときの
値段が次々と浮かんでくるんですよね。

 で、何回も出しては入れて、入れては出してを繰り返した挙句にすべて見事に和たんすの中にももどっていました。

 長じゅばんがいいかなあとフト思って、それなら着物をほどくよりもラクです。
袷でなく単のほうをほどきました。

 ちょうど夏のブラウスがほしかった。
 
 
 夏の服は汗対策を考えます。

 家で手洗いができるほうがいいので,端布を試しに水につけます。
色が出るか、また色移りしないか確かめます。それで大丈夫と判ればほどいた長じゅばんを水の中ににジャボンとつけます。

 水の中でシワができないようにクルクルとサラサラと遊ばすようにやさしく扱います。
決して、絞ったりしないで、たたむようにして取り上げます。

 物干しの上で伸ばしながら干します。

 8分か9分とおり乾いたら、取り込んでアイロンを当てます。
引っ張らないで、軽くおさえるようなかんじで。

 洋服地を使うときと違って用尺も限られています。

 着物によってはヨゴレとかシミとか身八つ口のところは特に弱っていたり
慣れるまでは裁断に気を使います。

 デモね。きもの服を着始めるとその着心地のよさにゾッコンになってしまいました。
肌さわりのよさ、軽い、夏は涼しい、そしてリッチ感。

 贅沢なオシャレですよね。

 着物を和たんすの中にしまっておいても「気になるだけ」

 なら 自分の手で 自分のからだに合った型紙で

 あまりむずかしくは考えずに 手縫いでもつくれる


 「どんな服になるの?」


 これからいろいろと提案をしていきます!

    ps 最初から「自分の着物をほどくのはドウモネ・・・」
      中古の着物なら1000円とか2000円ぐらいから手に入りますよ。
      洋服地のシルクを買うよりお得感がありますよ。


 

 

by krinrinka | 2005-05-18 11:00 | KIMONO服  

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