型紙の使いまわし例

手作りのプルオーバー。ウール地で作りましたが、元になる型紙はコットン地です。


↓ コットン・ニット地です。身幅も袖ぐりも袖幅も・・・・
   ウール地で作りますよりも「ゆとり」は少なめです。
  
型紙の使いまわし例_d0048750_9291945.jpg



↓ こちらは先日ご覧いただきましたウール地のプルオーバーです。
  上記の元型を使いまして型紙を変更しましてから、
    トワール地で仮縫い服を作り試着後変更がありました。
 
型紙の使いまわし例_d0048750_9293944.jpg
  
 

着る季節が違いますと、生地が違います。


 注意点をオーダーメード服制作の経験からお話いたします^^


コットンとウール地でしたら、生地の厚みが違いますから、
   縫い代のカサが違ってきます。

特に肩ラインの縫い代の衿付け側。
 こちらは衿の縫い代も重なることもありますから・・・・
    場合によりましては、数ミリほどの厚みが出る場合もあります。

 もちろん、縫い代をカットしたり、アイロンで裏側から当て布をあてて
   縫い代を抑える作業をすることもありますが。

  縫い代のカサが増えることで
     あごのしたから、ウエストライン上の前中心の寸法が不足することがあります。
 
   そうなりますと、前身ごろに斜めのしわがでることがあります。

そのようなことも考えあわせまして「型紙操作」
  ネックポイントを少し上にあげておきます。



注意点は終わりまして「ゆとりの変更」のお話になります。

胸回りのゆとりを増やしました。

  前後それぞれ、中心で5ミリ、
    脇では1センチ増やしまして、合計6センチ増やしました。

 袖底を1・5センチ下に移動しまして
   上記の交点まで袖ぐりカーブを書き直します。

  袖ぐり寸法が大きくなりましたので
   袖山と袖幅もいく分大きくなります。

  
今回は着丈と袖丈も長くしました。

   トワールで作りました仮縫い服で試着後
    襟ぐりもぎりぎり頭が通る寸法にプラス2センチの仕上がり寸法にしました。


タートル幅も大きくなればなるほど脱ぎ着がしにくくなります・・・・

  タートルをバイアス地にしますのも、ひとつの手ですが、
そうしますと生地によりましてはタートルの出来上がりが「たれぱんだ」の雰囲気になります。


 作られる生地を考えあわせて、タートルの地の目を決めていただくか?
    柄の出し方で決めていただくか?

  はたまた・・・(笑)
    用尺のご都合で決める場合もあります(笑)

  実は今回は柄も出し方を考えまして「30度のバイアス裁ち」にしましたが・・・


       もう一つ!!


  共布でマフラーも作りたい!

   
     今回もうまく裁断できました^^

   一石二鳥^^♪^^

         このような流れはとてもうれしいです☆


  

  今日の北風は湿気も十分に含んでいるような;;;

            皆さま、防寒対策をしっかりとなさって今日もお元気でお過ごしください♪^^


         今日も笑顔で(^^)      楽しいことがありますように^^☆~♪




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♪(*^^)o∀*∀o(^^*) ありがとうございます

by krinrinka | 2015-01-08 09:36 | 手作り服  

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