着物地から服作り
2017年 09月 27日
裁断するときはいつも緊張します。
年月を経た着物ほど堅牢度も虫食い穴も気になります。
縫い目跡も残っていましたら、そこは使えません。
長着でもブラウスしか作れないこともあります。
今回は状態もよく、ブラウスに残り布で何種類かの取り外しボウタイが作れました。
私がPTA活動を楽しんでいたころ、入学式や卒業式に
よく着ていました色無地の着物です。
それだけに鋏を入れる前にデザインがこれでいいのかどうか?しばらく迷いました。
迷って「シンプル・イズ・ベスト」
ほかの服とも合わせやすく、着心地のいい服に仕上がりました。
着物の袖丈も若い頃のですから、長めです。
もし今着るとしましたら年齢を考えて短くしなければなりません。
お手入れも考えてしまいます。
思い切って服を作ってよかったです。
40歳代のころはお客様がお持ちのお着物からオーダーメイド服のお仕立てをしていました。
着物を服にして着ることは、着物にまつわる思い出も一緒に着ることと、長年着ていただけるデザインと仕上がりを心してお仕立ていたしました。
久しぶりにあの頃の情熱?が湧き上がってきました(笑)
来週は上京します。
孫の七五三の日はどうぞ晴れますように
by krinrinka | 2017-09-27 06:06 | 暮らしつれづれ